『IT導入補助金2022(通常枠)について。』 …交付申請の受付はまだしばらく継続される予定です。
IT導入補助金は、製品・サービスの生産・提供などを行って
いる中小企業・小規模事業者等が、自社の強み・弱みを認識、
分析し、生産性向上のためプロセスの改善と効率化に資する方
策として、あらかじめ事務局(一般社団法人サービスデザイン
推進協議会)に登録されたITツールを導入する事業者に対し、
ITツール導入費用の一部を補助するものです。
今年度は交付申請の締切日が細かく設定されており、今後の予
定としては、7次締切日:10月31日、8次締切日:11月
28日となっています。
通常枠の概要をみておきましょう。
■補助の対象となる事業
補助の対象となる事業の主な内容は次のとおりです。
(1)日本国内で実施される事業であること。
(2)事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)が
認定した「IT導入支援事業者」が登録するITツール
(ソフトウエア等)を導入する事業であること。
※ソフトウエアが保有する機能の導入により、労働生産性が向
上する、または効率化される業務プロセス(顧客対応、決済、
会計、総務等)の数によって次の2つの申請類型があります。
・A類型:業務プロセス1種類以上
・B類型:業務プロセス4種類以上
■補助要件
主な要件は次のとおりです。
(1)日本国内で事業を行う中小企業・小規模事業者等である
こと。
(2)ITツールの導入により、労働生産性の伸び率の向上に
ついて、1年後の伸び率3%以上、3年後の伸び率9%
以上となるよう、数値目標を作成すること。
(3)B類型に申請しようとする場合は、以下の要件をすべて
満たす3年の事業計画を策定し、従業員に表明している
こと。
・事業計画期間において、給与支給総額を年率平均1.5%以
上増加させる。
・事業計画期間において、事業場内の最低賃金を地域別最低賃
金+30円以上の水準にする。
■補助対象経費
ITツールの導入に係るソフトウエア費、導入関連費等が対象
となります。
■補助金額
対象となる経費の1/2以内で、以下の金額が支給されます。
・A類型:30万円以上150万円未満
・B類型:150万円以上450万円以下
■その他
申請にあたっては、以下のような事前準備も必要です。
・独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY
ACTION」の宣言
・gBizIDプライムアカウントの取得
補助金の活用をお考えの方は、まずは自社の業種や経営課題に
沿って、IT導入支援事業者と導入したいITツールの選定か
ら始めてください。
詳しくは以下のホームページからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
〇補助金に関するご相談は銀行融資プランナー協会正会員事務
所である当事務所にて承っております。
お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。