『業績以外の理由で融資を断られた場合』 …決算書が信頼されていない可能性があります。
融資を断られる理由で最も多いのは、業績不振による赤字や債
務超過です。断られるのは残念ですが、やむを得ない理由であ
り納得はできます。しかし、業績が悪くないにもかかわらず、
融資を断られるケースがあります。
業績が悪いという理由で断られた場合は、業績が良くなれば融
資を受けることが出来ます。しかし、業績が悪くないにも関わ
らず融資を断られた場合は、何をどう改善すれば良いかが分か
りません。まずは融資を断られた原因を突き止める必要があり
ます。
業績や財務内容以外で断られる理由は下記が想定されます。
・前回の借入れから時間が経っていない。
・ノンバンク等から借入れがある。
・過去に延滞がある。
・事業計画に無理がある。
・決算書に疑義がある。Etc
中でも特に厄介なのは「決算書に疑義がある」とされた場合で
す。金融機関はお断りした記録を必ず残していますので、それ
を改善しない限り、以降審査が通ることはありません。決算書
そのものが信頼されていないとなれば、改善の方法が無くなっ
てしまうため、新たな融資を受けることが大変難しくなります。
利益が出ていないことを指摘された時に、本当は儲かっている
けど、わざと利益を減らしていますと答えたり、資産が少ない
ことを指摘された時に、資産は個人で持っているので決算書に
は載せていませんと答えたりする方がいらっしゃいます。審査
をクリアするため良かれと考えての回答だと思いますが、弊社
の決算書は出鱈目ですとお伝えしているようなものですので、
全くの逆効果です。
金融機関はあくまでも決算書で審査を行います。決算書の信頼
を取り戻すには複数年かかるかもしれませんが、それ以外に新
たに融資を受ける方法はありませんので、早期に決算書の改善
に取り組む必要があります。
業績が悪くないにも関わらず融資を断られた方は、是非、ご相
談ください。
○銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、
『貴社の財務部長代行』を廉価でお引き受けいたします。
○金融機関対応に関するご相談は、銀行融資プランナー協会
正会員事務所である当事務所にて承っております。
お気軽にご相談ください。
○音声・パワーポイントレジュメ付の誌上無料セミナー(20分)
をご視聴ください。
【創業~中小零細企業経営者が押さえておくべき銀行取引の
基本ルール10!と3つの事例!】
…借り手の論理ではなく貸し手の論理で!
雨傘理論ではなく日傘理論で!
https://youtu.be/74QoKmoljcc
■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。