『資金調達力とは』 …財務知識と財務管理体制の構築が資金調達力を高めます。
「中小企業は社長の資金調達力で将来が決まる。」と言われる
ことがあります。資金調達の重要性と調達力の強化について考
えてみましょう。
優秀な人材、魅力的な商品、差別化されたビジネスモデル等、
中小企業が大きく成長するための要件は数多くありますが、そ
の全ては資金が無ければ始まりません。また、同じ要件、もっ
と言えば多少要件が劣ったとしても、資金力があれば有利にビ
ジネスを進めることができます。社長の資金調達力が将来を決
めると言われる所以です。
ご自身や地縁血縁が資産家でない限り、中小企業の資金パート
ナーは地域金融機関です。よって、中小企業にとっての資金調
達力とは、地域金融機関と強固な信頼関係を築く力こそがそれ
と言えます。
弊所に相談に来られる企業様の中には、本来は融資を受けられ
る業績であるにも関わらず、融資を受けられていないケースが
多くあります。金融機関の見直し、調達のタイミング、財務諸
表の修正、事業計画書の策定等により資金調達が出来るように
なりますが、社長様の財務知識不足に原因があります。財務知
識を身に着けることで資金調達力を高めることができます。
しかし、永続する企業活動において、事業拡大に必要な資金を
調達し続けることは、財務知識だけでは対処できません。金融
機関と円滑な関係を維持し続ける仕組みが必要です。そのため
には下記の体制が必要となります。
・試算表を毎月作成し利益状況を金融機関と共有できている。
・資金繰表を毎月作成し資金状況を金融機関と共有できている。
・事業計画書を作成し将来のビジョンを金融機関と共有できて
いる。
資金調達力の向上には財務知識と財務管理体制の構築が必須で
す。外部に財務パートナーを持つことでも解決できますので、
資金調達力を高めたいとお考えの社長様は、是非弊所までご相
談ください。
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。