『職場意識改善助成金の新設コースについて』 …勤務間インターバル導入コースの受付が開始されました。
従業員の健康確保とワーク・ライフ・バランスを実現するため、
職場意識改善助成金に「勤務間インターバル導入コース」が新
設され、申請受付が開始されました。
※「勤務間インターバル」とは、従業員の健康確保や過重労働
を防止するため、勤務終了後から次の勤務開始までに一定時間
以上の休息期間を設けることで、従業員の生活時間や睡眠時間
を確保するものです。
概要をみておきましょう。
■対象事業主
労災保険の適用を受けている中小企業・小規模事業者等が対象
です。
■成果目標
全ての対象事業場において、休息時間数が9時間以上の勤務間
インターバルを導入することが目標です。
新規に勤務間インターバルを導入するほかに、対象労働者の範
囲の拡大(適用範囲の拡大)やインターバル時間の延長(時間
延長)も対象となる場合があります。
■支給対象となる取組
次の取組のうち1つ以上を実施することが要件です。
○就業規則・労使協定等の作成、変更
○労務管理担当者に対する研修
○労働者に対する研修、周知・啓発
○外部専門家によるコンサルティング
○労務管理用ソフトウェア・機器の導入、更新
○勤務間インターバル導入のための機器等の導入、更新
■支給額
成果目標を達成した場合に、支給対象となる取組に要した経費
の3/4以内で以下の金額が支給されます。
(1)休息時間数が9時間以上11時間未満の場合
○勤務間インターバルの新規導入:上限40万円
○新規導入以外(適用範囲の拡大、時間延長):上限20万円
(2)休息時間数が11時間以上の場合
○勤務間インターバルの新規導入:上限50万円
○新規導入以外(適用範囲の拡大、時間延長):上限25万円
■その他
申請の受付は始まりましたが、申請書提出後、平成29年4月
以降に事業実施の承認が行われます。事業実施承認を受ける前
に対象となる取組を始めてしまうと助成金の対象となりません
のでご注意ください。
詳しくは、都道府県労働局雇用環境・均等部または雇用環境・
均等室へお問い合わせください。
◇都道府県労働局一覧
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/
〇補助金・助成金に関するご相談は銀行融資プランナー協会正
会員事務所である当事務所にて承っております。
お気軽にご相談ください。
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。