『IT導入補助金について』 …補助金の活用をお考えの方は早めにご準備ください。
サービス等生産性向上IT導入支援事業として「IT導入補助
金」の2回目の募集が予定されています。
この補助金は、中小企業・小規模事業者等が自社の強み・弱み
を認識、分析し、生産性向上を図るためにIT導入支援事業者
が登録するITツール(ソフトウエア、サービス等)を、同事業
者の提案を受けて導入する場合に、その経費の一部を補助して
くれるものです。
補助の対象となるITツールの選定や生産性向上に係る計画書
の策定など、補助金申請前の準備がいろいろ必要となります。
補助金の活用をお考えの方は早めにご準備ください。
1回目の募集要項から概要を確認しておきましょう。
■補助要件
主な要件は次のとおりです。
(1)日本国内で事業を行う中小企業・小規模事業者等である
こと。
(2)本事業を実施する事業者の労働生産性が、本事業の実施
によって3年後の伸び率1%以上、4年後の伸び率
1.5%以上、5年後の伸び率2%以上又はこれらと同
等以上の生産性向上を目標とした計画を設定すること。
※労働生産性とは、粗利益(売上ー原価)÷(従業員数×1人
当たり勤務時間(年平均))により算出された値をいいます。
■補助の対象となる事業
補助の対象となる事業の主な内容は次のとおりです。
(1)本国内で実施される事業であること。
(2)事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)が
認定した「IT導入支援事業者」が登録するITツール
(ソフトウエア、サービス等)を導入する事業であること。
※あらかじめ事務局の承認を受け、事務局のHPに補助対象サ
ービスとして公開されたITツール(ソフトウエア、サービ
ス等)が補助対象となります。
■補助金額
対象となるIT導入費用の2/3以内で、上限100万円、
下限20万円となっています。
※補助金額が50万円以上の場合は計画書の作成にあたり専門
家の支援を受ける必要があります。
※補助金額が80万円以上の場合は、経営力向上計画の認定を
受ける必要があります。
■その他
補助金の申請は、IT導入支援事業者による代理申請となりま
すので、IT導入支援事業者に対して申請に必要となる会社情
報等を提供する必要があります。
詳しくは、事務局の一般社団法人サービスデザイン推進協議会
のホームページからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。