『創業計画(事業計画)はなぜ必要か?』 …「現実的には、ある程度先を考えておきながら適時対応して いくことになるだろう」(ヘンリー・ミンツバーグ教授)

投稿日時

■創業時には、適切と考える固定費を算出して、その固定費を
稼ぐための損益分岐点売上高を見つけてください。粗利益率も
想定してください。

・適切と考える固定費
・想定した粗利益率
・必要な損益分岐点売上高

まずは、固定費を無駄に膨らませない、粗利益率を安易に落と
さないで、必要な売上高を確保することに集中しましょう。
そして、この損益分岐点売上高を確保できるまでの赤字期間を
しのげるだけの資金調達を継続して行いましょう。さらに、こ
の期間の資金繰り計画を立てて管理してください。

■ここからが本題ですが…

○短期間で破たんする創業者の特徴は、
・上記の計画を持っていない
・上記の計画を立案すると、整合性がそもそも取れていない
 (計画がないから気付かないが、上手く行っても破たんして
  いた。)
・損益分岐点売上高を安易に達成できると思い込む
・適切と考える固定費が高すぎるために、損益分岐点売上高が
 実力に対して高すぎる

創業融資の計画等で、金融機関が確認したいのは、上記の事柄
です。

○従って、創業融資の計画書では、以下の事を織り込みます。
・損益分岐点売上高の実現可能性の確認(実現できる蓋然性が
 高いこと)
・計画上の整合性の確認
・計画が遅れた時の備え(資金余力)

創業計画は、利益計画よりも、資金繰り計画を立案すべきです。

■ここからがさらに本題ですが…

○そもそも計画通りに事業が立ち上がるのか?
・もちろん計画次第ですが、計画通りに進まないのが事業です。
 計画通りに立ち上がらないことを想定内として事業を開始す
 べきです。
・計画通りに立ち上がらないことへの備えは、資金的な余力を
 持つことしかありません。
・もちろん、永遠に立ち上がらない事業なら早めに手仕舞いす
 べきですが、事業に自信があれば粘るべきです。そのために
 は資金が必要です。

○過度に保守的になって、必要な投資や経費を掛けられない創
業者も事業を立ち上げられません。
・事業に応じた投資や経費は投入しないと事業としての体を成
 しません。これができないために立ち上がらない事業もあり
 ます。
○計画は計画、適時見直しも必要です。
・やってみないとわからない、これも事業の本質です。
・当初の計画にとらわれ過ぎず、適時修正を加える判断も重要
 です。

■いよいよ本題ですが…

「現実的には、ある程度先を考えておきながら適時対応してい
 くことになるだろう」

「実現された戦略は最初から明確に意図したものではなく、行
 動の一つひとつが集積され、その都度学習する過程で戦略の
 一貫性やパターンが形成される」

〔『戦略サファリ』(ヘンリー・ミンツバーグ氏著・齋藤嘉則
訳)より引用〕
※ヘンリー・ミンツバーグ氏は、カナダのマギル大学経営大学
院のクレゴーン記念教授、およびINSEADの組織理論学の
教授。古典的な経営理論を批判する異色の経営学者、欧米では
ピーター・ドラッカーと並び称される経営学の大家です。

計画がなければ始められません。進むべき大体の方向、道しる
べが必要です。また、どれぐらいのペースで進めば、主に資金
が足りるのか、一つの基準としても計画は有効です。
一方、近未来を完全に予見できる程の知見を持ち合わせている
人は稀有です。また、日々の経験と成長は、新しい気付きをも
たらします。当初計画へ固持し過ぎると、新しい気付きを反映
できなくなります。
計画の必要性を認識しながらも、当初の計画にとらわれ過ぎな
い経営が必要です。
ヘンリー・ミンツバーグ教授のメッセージを、再度ご確認くだ
さい。

「現実的には、ある程度先を考えておきながら適時対応してい
 くことになるだろう」
「実現された戦略は最初から明確に意図したものではなく、行
 動の一つひとつが集積され、その都度学習する過程で戦略の
 一貫性やパターンが形成される」

※銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライ
アントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』
ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つ
ことを宣言いたします。
我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。
遠慮なくご相談ください。

――――――――――――――――――――――――――――

○銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、『貴社の
 財務部長代行』を廉価でお引き受けいたします。

○金融機関対応・補助金に関するご相談は、銀行融資プランナー
 協会正会員事務所である当事務所にて承っております。お気軽
 にご相談ください。


■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●小規模企業・中小企業・創業間もない企業の経営者様!
 廉価で『財務部長代行』をお引き受けします!
 …お金の心配をしない経営を本気で目指しませんか!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

小規模企業・中小企業・創業間もない企業の経営者様へ!
・財務部長が月額数万円~!
・お金の心配をしない経営を本気で目指す!
・財務支援のプロフェッショナル『新・税理士』が貴社の財務
 部長の代行を務める『資金繰り円滑化サービス』のご案内!

■ サービスの概要
中小企業に特化した財務戦略及び金融機関対応の訓練を受けた
銀行融資プランナー「新・税理士」が、貴社の財務部長として、
中長期的な資金繰り管理と金融機関対応(資金調達)を主体的
に行います。単なるアドバイスではありません!

■ サービスの流れ
期首:経営分析・経営課題の抽出・今期資金繰り目標設定
毎月:資金繰り状況の管理
定期:定例資金繰り管理会議
随時:融資申込資料の作成・金融機関の開拓・金融機関への説明

■ 導入の効果
1.脱どんぶり勘定!
 ~資金繰りシミュレーションにより正確な経営判断ができるよ
  うになります。例えば、「販売価格の値上げ(値下げ)」
  「人員の雇用」「設備投資」等の経営判断が資金繰りに与える
  影響を、数値で把握できるようになります。
2.手間いらず!
 ~金融機関向けの資料を作成する手間が省けます。
3.任せて安心!
 ~金融機関の考え方を熟知した銀行融資プランナーが金融機関
  対応を行います。
4.資金調達力向上!
 ~経営品質の向上により金融機関からの信頼度が上がります。

○ サービス名:資金繰り円滑化サービス
○ サービス内容:キャッシュフローの番人業務(財務部長代行業務)
○ 具体的な業務の内容:近未来の資金繰り予測と様々な財務・
  金融機関対応、財務部長的な業務全般
1.経営分析シートの作成(年1回)
2.資金繰り表の作成(毎月)
3.資金管理会議の開催(毎月/3ヶ月毎/6ヶ月毎)
4.積極的な銀行対応支援(随時)
○ サービス料金:資金管理会議の頻度で変わります。
  月額数万円~お見積りします。

我々は、『新・税理士』です。『新・税理士』は、貴社の財務
部長代行業務を廉価で行います。
まずは、お問い合わせください。 

■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】