『ものづくり補助金(低感染リスク型ビジネス枠)について』 …低感染リスク型ビジネス枠は今回の9次公募で終わります。
「低感染リスク型ビジネス枠」は、新型コロナウイルスの影響
を乗り越えるために前向きな投資を行う事業者に対して通常枠
とは別に設けられた特別枠で、補助率が引き上げられ、営業経
費も補助対象とし、優先的に支援されてきたものです。
この特別枠が今回の9次公募で終わることになりました。
申請締切日は令和4年2月8日です。
「低感染リスク型ビジネス枠」をご検討の方は、最後の公募と
なりますのでご注意ください。
なお、ものづくり補助金の公募は令和3年度補正予算により令
和4年2月以降も継続され、制度の見直し・拡充が実施される
予定です。
もう一度概要をみておきましょう。
■補助対象者
以下の要件を満たす3年から5年の事業計画を策定し、従業員
に表明している中小企業・小規模事業者等が対象となります。
(1)事業計画期間において、事業者全体の付加価値額を年率
平均3%増加させること。
(2)事業計画期間において、給与支給総額を年率平均1.5
%以上増加させること。
(3)事業計画期間において、事業場内で最も低い賃金を地域
別最低賃金+30円以上の水準にすること。
■低感染リスク型ビジネス枠の要件
補助対象経費の全額が以下のいずれかに合致する投資であるこ
とが要件となります。
(1)物理的な対人接触を減じることに資する革新的な製品・
サービスの開発
(2)物理的な対人接触を減じる製品・システムを導入した生
産プロセス・サービス提供方法の改善
(3)ウィズコロナ、ポストコロナに対応したビジネスモデル
への抜本的な転換に係る設備・システム投資
※低感染リスク型ビジネス枠で不採択の場合、通常枠で再審査
されます。
■補助内容
新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投
資および試作開発に係る費用について以下の補助があります。
◇補助上限額:1,000万円
◇補助率
・小規模事業者2/3
・中小企業1/2(低感染リスク型ビジネス枠は2/3)
■補助対象経費
機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、
クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関
連経費が対象となります。
※低感染リスク型ビジネス枠では広告宣伝費、販売促進費も対
象となります。
■その他
申請は電子申請システムでのみの受付となるため、GビズID
プライムアカウントを取得する必要があります。
アカウント未取得の方は早めに利用登録を行ってください。
詳細は、ものづくり補助事業公式ホームページからご確認くだ
さい。
http://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html
〇補助金に関するご相談は銀行融資プランナー協会正会員事務
所である当事務所にて承っております。
お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。