『IT導入補助金について』 …ITツールの導入をお考えの方はご準備ください。
「IT導入補助金」は、生産性向上を図るために自社に適した
ITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する場合に、
その経費の一部を補助してくれるものです。
7月中旬に第二次公募の開始が予定されています。
ITツールの導入をお考えの方はご準備ください。
第一次公募要領の概要をみておきましょう。
■補助要件
主な要件は次のとおりです。
(1)日本国内で事業を行う中小企業・小規模事業者等である
こと。
(2)ITツールの導入により、労働生産性の伸び率の向上に
ついて、3年後の伸び率1%以上、4年後の伸び率1.5
%以上、5年後の伸び率2%以上となるよう、数値目標
を作成すること。
■補助の対象となる事業
補助の対象となる事業の主な内容は次のとおりです。
(1)日本国内で実施される事業であること。
(2)事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)が
認定した「IT導入支援事業者」が登録するITツール
(ソフトウエア、サービス等)を導入する事業であること。
※業務パッケージソフト、効率化パッケージソフト、汎用パッ
ケージソフトの3つに分類されたソフトウエアの中から導入
する数によって「A類型」、「B類型」の2つの申請類型から
選んで申請します。
■補助金額
対象となるIT導入費用の1/2以下で、類型によって以下の
金額が支給されます。
◇A類型:上限額150万円、下限額40万円。
◇B類型:上限額450万円、下限額150万円。
■事前準備
補助金の交付申請を行う前に、事務局のホームページから「経
営診断ツール」による経営診断の実施と「SECURITY ACTION」
による自己宣言をする必要があります。
※「経営診断ツール」とは企業の経営状態を把握するツールで、
従業員数や業種などの基本情報と最新決算期を含めた2期分の
決算内容に関する質問に答えて、事業計画を策定するように自
社の課題を把握することができるものです。
※「SECURITY ACTION」とは、独立行政法人情報処理推進機
構(IPA)が実施する中小企業・小規模事業者等自らが、情報
セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。
詳しくは以下のホームページからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。