『事業承継補助金(事業再編・事業統合支援型)について』 …事業再編後に新しい取組をお考えの方はご検討ください。
事業承継補助金(事業再編・事業統合支援型)は、会社合併・
分割や事業譲渡、M&A等による事業再編の後に経営革新等の
新しい取組を行う事業者に、その取組に要する経費の一部を補
助するというものです。
公募開始は平成30年7月上旬の予定です。
経営者交代による事業承継ではなく合併等による事業再編をお
考えの方はご検討ください。
概要をみておきましょう。
■補助対象者
次の要件を満たす者が対象となります。
(1)日本国内で事業を営む中小企業・小規模企業者等、個人
事業主、特定非営利活動法人であること。
(2)地域経済に貢献している中小企業等であること。
■補助対象事業
次のような事業再編・事業統合の後に経営革新や事業転換等の
取組を行うことが対象となります。
【事業再編・事業統合の形態】
合併、会社分割、事業譲渡、株式交換・株式移転、株式譲渡な
どM&A等を伴う取組
【経営革新等の新たな取組】
新たな取組については、その独創性、実現可能性、収益性、継
続性を基準に採点されます。
■補助対象経費
補助事業実施のために必要な次の経費が対象となります。
人件費/設備費/原材料費/外注費/委託費/広報費/知的財
産権等関連経費/謝金/旅費/店舗等借入費/会場借料費/マ
ーケティング調査費/申請書類作成費用
※事業所や既存事業の廃止等を伴う場合は、廃業登記費、在庫
処分費、解体費・処分費、原状回復費も対象になります。
■補助金額等
(1)審査により上位で採択された事業者
補助対象経費の2/3以内で上限600万円
※事業所や既存事業の廃止等を伴う場合は600万円上乗せ
(2)上記(1)以外の事業者
補助対象経費の1/2以内で上限450万円
※事業所や既存事業の廃止等を伴う場合は450万円上乗せ
■その他
対象企業が地域に貢献する中小企業者であることや、取組に独
創性等が認められること、並びに補助事業期間を通じた事業計
画の実行支援について、認定経営革新等支援機関の確認を受け
る必要があります。
詳しくは、事業承継補助金事務局のホームページをご確認くだ
さい。
https://www.shokei-29hosei.jp/
昭和63年、中央大学商学部卒。
その後、大手ゼネコン勤務等を経て、平成7年、石田雄二税理士事務所開業。
「会計事務所は最も身近な経営スクール」をモットーとし、マネジメントゲームを用いた経営指導は県外にまで及ぶ。
広島県創業サポーター。広島県事業引継ぎ支援センター登録専門家。